SNSがメンタルヘルスに与える影響

皆さんはSNSを利用しているでしょうか。日本で一般的なSNSと言えばラインやツイッター、インスタグラムなどが上げられます。若い世代のこうしたSNSの利用率はかなり高く、まさしくSNSの黄金期とも言えるでしょう。しかしこうしたネットのサービスは良い側面もあれば悪い影響もあるものです。

SNSの利用者はうつ病になりやすい?

ある研究チームがSNSと精神病の関連性について調査したところ、利用頻度の高い人はそうでない人に比べてうつ病になるリスクが2.7倍という結果が得られました。

SNSの利用は日々のストレスを発散したり、孤独感を和らげてくれるという側面がある一方で、他の人の生活と自分の生活を比較しがちな状態に陥ることもあります。こうした人々は他人の幸せそうな投稿を見て、自分はこれに比べて何とみじめな生活を送っているのだろうという心理状態になるのです。
そしてSNSの投稿には「いいね」のような評価を可視化できるシステムがあるので、他人からどれくらい興味をその人が持たれているかが簡単にわかってしまいます。周りの友人がたくさん「いいね」をもらっているのに、自分はそうではない。というようにここでもまた比較をしてしまい、精神状態に悪い影響をもたらすのです。